情熱大陸

Vol.1375

郷ひろみ

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10.26(日)

よる11:00

納得できる“郷ひろみ”を追い求めて―
異次元!70歳「2日で70曲」に挑む

10月18日、70歳を迎えた。その特別な日に、日本武道館でコンサートを開催することになった。
「70歳になるから、70曲を歌ってみようかな......」。取材中にふと漏らしたその一言が現実となった。1公演3時間、35曲を2日連続で歌うという前代未聞の挑戦だ。
年齢を重ねるにつれ変わっていくものは多い。見た目も、声も、体調も、若い頃とは違う。それでも――「自分が納得できるだけの努力をしてきた」という自負が、郷にはある。だからこそ、70歳の節目の決断だった。

これまで関わり支えてくれた人たちへ、そして長年応援してくれるファンの人たちへ。全国ツアーの合間を縫いながら武道館公演の打ち合わせが重ねられていった。ツアー以外にもCM撮影や歌番組の収録など、多忙な日々を送っていた郷。ある日突然、こう言い出した。「70歳になる前に、やっておきたいことがある」。
30年前、絶頂期にあった郷は3年間のアメリカ留学を決断した。自分の声に自信を持てず「これでは、この先歌えない」と思い詰めていた。向かったのは、セリーヌ・ディオンやホイットニー・ヒューストンを指導したボイストレーナー、ウィリアム・ライリーのもと。「ようやく声が変わったと実感できたのは、3年経った頃でした」。そのときのレッスン音源を、郷はいまも欠かさず発声練習に使っている。ライリーとの時間は、歌手人生における大きな転機だった。
そして今回――武道館公演を前に、スケジュールの隙間を縫って再び彼のもとを訪ねることにした。ただ原点に立ち返り、自分の声と向き合うために。

いよいよ近づく武道館公演。だが目前に思わぬ事態が起きる。リハーサル中、郷の左腕に異変が生じたのだ。激しい痛みで腕が上がらなくなり、緊急で病院へ。その検査結果は、郷に大きなショックを与えた――。

果たして、2日間で70曲を歌い切ることはできるのか。
そして、常に孤独に己と向き合ってきた「70歳の郷ひろみ」は、これからをどう見つめていくのだろうか。

Hiromi Go

1955年、福岡県出身。1972年、NHK大河ドラマ「新・平家物語」で芸能界デビュー。同年8月シングル「男の子 女の子」で歌手デビュー。以来、「お嫁サンバ」「よろしく哀愁」「言えないよ」「GOLDFINGER’99」「2億4千万の瞳-エキゾチック・ジャパン-」など時代を超えて数々のヒット曲を送り出してきた、日本を代表するポップスシンガー。今年は、70歳の誕生日に合わせた2DAYSの日本武道館公演も決定している。

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