一穂ミチ
「ふったらどしゃぶり~When it rains, it pours~」(新書館・刊)
この作品を書いてからもう十年以上経つのか......と驚くとともに、実写ドラマ化というかたちで新たな光を当ててくださった製作陣の皆さまに感謝申し上げます。「ふったらどしゃぶり」は、当時の自分なりの挑戦や試みを込めた思い入れの深い物語です。同じ熱量で取り組んでいただけることを信じて託しました。読者の皆さま、新しく出会う皆さまに楽しんでいただけることを心から願っております。どうかよろしくお願いいたします。
作家。2007年「雪よ林檎の香のごとく」でデビュー。
劇場版アニメ化もされた「イエスかノーか半分か」など、ボーイズラブ小説の旗手として活躍。2021年「スモールワールズ」で一般小説デビュー後、直木賞や本屋大賞など多くの文学賞の候補となり、2024年「ツミデミック」で第171回直木賞受賞。