MBS(毎日放送)

ラジオにできること~FMひらかた閉局までの日々~

2022年4月24日(日)放送

ラジオにできること~FMひらかた閉局までの日々~

今年2月末、小さなラジオ局が閉局した。大阪府枚方市の「FMひらかた」だ。阪神・淡路大震災でマスメディアがきめ細かい地域情報をとりあげられなかったことを教訓にコミュニティFM開局ラッシュとなる中「FMひらかた」は、1997年に開局した。台風や大阪北部地震など地域の災害対応はもちろん、東日本大震災の被災地各局と積極的に交流を続けコミュニティ局の「元気印」とされてきた。

一方、第三セクターで収入面では枚方市への依存度が高かった。2015年に現市長が就任し「FMひらかたに」関する市民アンケートの結果を受けて「SNS隆盛の世に聴取率4%のラジオは不要」と結論付けられ年間5000万円の委託費を切られ万事休した。同じアンケートで67%が「災害時は、FMひらかたによる情報発信が必要」と回答があったのに...。

実働部隊5人の「FMひらかた」。開局から勤めるプロデューサーの石元彩さん(47)は阪神・淡路大震災の際、兵庫県西宮市にある短大生だった。しかし、枚方の自宅からボランティア活動などへ踏み出せなかったことを悔んできた。だからこそ東日本大震災の被災地との交流や震災特別番組の制作に奮闘してきた。閉局には「今後、南海トラフ地震など大災害発生も想定される中、ラジオの存在意義はまだまだあるのに...」と無念を隠せない。

スタッフや出演者にコロナ濃厚接触者が相次ぐ片翼飛行のようなラスト1か月。それでも大勢のリスナーに見守られながら、遂に「FMひらかた」はフィナーレの日を迎える。

次回は、10月30日(日)深夜 0時50分から放送

だれもわかってくれない~不登校生徒が問いかけるもの~ (仮)

だれもわかってくれない~不登校生徒が問いかけるもの~ (仮)

映像’22は、1980年4月に「映像’80」のタイトルでスタートした
関西初のローカル・ドキュメンタリー番組です。

月1回、それも日曜日深夜の放送という地味な番組ながら、ドキュメンタリーファンからの根強い支持を頂いており、2020年4月で放送開始から40年になります。
この間、番組は国内外のコンクールで高い評価を受け、芸術祭賞を始め、日本民間放送連盟賞、日本ジャーナリスト会議賞、更にはテレビ界のアカデミー賞といわれる国際エミー賞の最優秀賞を受賞するなど、輝かしい成果を上げてきました。また、こうした長年にわたる地道な活動と実績に対して、2003年には放送批評懇談会から「ギャラクシー特別賞」を受賞しています。
これからも「地域に密着したドキュメンタリー」という原点にたえず立ちかえりながら、より高い水準の作品をめざして“時代を映す”さまざまなメッセージを発信し続けてまいります。

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