MBS(毎日放送)

孤立無援の島・台湾と日本

2022年3月27日(日)放送

孤立無援の島・台湾と日本

台湾は今、二つの超大国、中国と米国の間で揺れている。中国は台湾を不可分の領土として、武力による統一を放棄していない。一方、米国はかねてより台湾を支援している。米国の忠実な同盟国・日本は「台湾有事は日本有事」として、米国に追随する。民主化が進む台湾では、「今日の香港、明日の台湾」として、2014年の「ひまわり学生運動」以降、とくに若者たちの間で危機感が広がる。日本の京都大学で学ぶ台湾人留学生は「台湾を戦場として見るのではなく、そこに人が住んでいることを分かってほしい。かつて日本の植民地だった時代もあったのだから」と話す。
台湾と海をはさんで110キロの沖縄・与那国島は「唄の島、情けの島」といわれ、植民地時代の台湾とは交通も盛んだった。しかし戦後は「国境の島」となり、6年前には自衛隊が配備された。島の町議は「自衛隊誘致で島を活性化するのではなく、台湾との交通を復活させて、平和の島であり続けたい」と願う。
番組では、台湾と日本のあるべき関係、そして東アジアの平和と民主主義について考える。

次回は、3月31日(日)深夜 0時50分から放送

労組と弾圧~関西生コン事件を考える~

労組と弾圧~関西生コン事件を考える~

映像’24は、1980年4月に「映像’80」のタイトルでスタートした
関西初のローカル・ドキュメンタリー番組です。

月1回、それも日曜日深夜の放送という地味な番組ながら、ドキュメンタリーファンからの根強い支持を頂いており、2020年4月で放送開始から40年になります。
この間、番組は国内外のコンクールで高い評価を受け、芸術祭賞を始め、日本民間放送連盟賞、日本ジャーナリスト会議賞、更にはテレビ界のアカデミー賞といわれる国際エミー賞の最優秀賞を受賞するなど、輝かしい成果を上げてきました。また、こうした長年にわたる地道な活動と実績に対して、2003年には放送批評懇談会から「ギャラクシー特別賞」を受賞しています。
これからも「地域に密着したドキュメンタリー」という原点にたえず立ちかえりながら、より高い水準の作品をめざして“時代を映す”さまざまなメッセージを発信し続けてまいります。

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