ソンセンニムと子どもたち~御幸森小学校 半年間の記録~

2021年5月30日(日)放送

ソンセンニムと子どもたち~御幸森小学校 半年間の記録~

「自分の根っこを知ろう!」「正しく生きよう!」
教壇に立って30年余り、在日コリアン3世の民族講師、洪佑恭(ホンウゴン)さんは、この春も手作りの色紙を卒業生に手渡し、自分に偽らない人生を送ってほしいと願いを込めた。舞台は、大阪市生野区の市立御幸森小学校。全児童75人の小さな学校は2021年3月、97年の歴史に幕を下ろした。御幸森には、自らのルーツや文化を学べる課外活動「民族学級」があり、洪さんはその指導の中心的存在。学校も一丸となり「心の中に平和の砦を築く」ユネスコ憲章に沿う「多文化共生教育」を続けてきた。コリアンルーツの子もそうでない子も、洪さんを「ソンセンニム」(先生)と呼んで慕っている。

閉校までの大切な1年にコロナ禍が襲いかかる。行事が次々中止され、親や地域の人も楽しみにする民族学級発表会は2度も延期に。涙ぐむ子どもたち。苦悩する洪さん。それでも、子どもたちとソンセンニムは、学びあい、ぶつかりあい、お互いの思いを寄せあってゆく。別れの日、校門を出ても、帰ろうとしない子どもたち。

人生の根っこをつくる教育とは何なのか。大阪の公教育のシンボルだった小学校の閉校までの日々を丁寧に追って問いかける。

次回は、9月26日(日)深夜 0時50分から放送

学知と骨~琉球人骨返還訴訟が問うもの~

学知と骨~琉球人骨返還訴訟が問うもの~

映像’21は、1980年4月に「映像’80」のタイトルでスタートした
関西初のローカル・ドキュメンタリー番組です。

月1回、それも日曜日深夜の放送という地味な番組ながら、ドキュメンタリーファンからの根強い支持を頂いており、2020年4月で放送開始から40年になります。
この間、番組は国内外のコンクールで高い評価を受け、芸術祭賞を始め、日本民間放送連盟賞、日本ジャーナリスト会議賞、更にはテレビ界のアカデミー賞といわれる国際エミー賞の最優秀賞を受賞するなど、輝かしい成果を上げてきました。また、こうした長年にわたる地道な活動と実績に対して、2003年には放送批評懇談会から「ギャラクシー特別賞」を受賞しています。
これからも「地域に密着したドキュメンタリー」という原点にたえず立ちかえりながら、より高い水準の作品をめざして“時代を映す”さまざまなメッセージを発信し続けてまいります。

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