「防衛力強化」が急ピッチで進む。今年度、防衛費の「GDP比2%」目標を2年前倒しで達成し、来年度の防衛予算案は過去最大の9兆円台。政府は「継戦能力」を重視し、今後、全国で弾薬庫130棟を増設する方針だ。その中でも最も多い14棟の増設が決まっているのが、意外にも京都府南部の「陸上自衛隊祝園(ほうその)分屯地」(精華町、京田辺市)である。新たな弾薬庫には、敵国の軍事基地を直接攻撃できるような射程1000キロを超える長距離ミサイルが保管される可能性が高い。
祝園分屯地は、京都・大阪・奈良の3府県にまたがる「関西文化学術研究都市」(人口約25万人)の真ん中に位置する。周辺住民からは「なぜこの場所に増設されるのか」「有事の際に標的になるのではないか」など、疑問や不安の声が上がっている。
住民たちは「京都・祝園ミサイル弾薬庫問題を考える住民ネットワーク(ほうそのネット)」を結成し、学習会や署名活動を続けてきたが、2025年8月、ついに工事が始まった。
世界各地で戦争が続く。政府は「抑止力」「台湾有事への備え」を強調する。日本の自衛隊はどこに向かい、私たちの生活はどう変わるのか。弾薬庫増設計画の中心となった京都・祝園で、声を上げる住民たちの20か月を追いかけ、変わりゆく「平和国家」日本を考えた。
弾薬庫増設の中心地~京都・祝園にて(仮)
2026年2月22日(日)放送
2月22日(日) あさ 5時00分放送
弾薬庫増設の中心地~京都・祝園にて(仮)
番組について
真夜中のドキュメンタリズムから黎明のドキュメントへ
映像’26は1980年4月に放送を開始した関西初のローカル・ドキュメンタリーです。
月1回、深夜の放送から日曜あさに移動し再放送やネット配信も充実させながらテレビドキュメンタリーの発信を続けていきます。
