あなたを忘れていない~被災者と歩んだ25年~

2020年1月26日(日)放送

あなたを忘れていない~被災者と歩んだ25年~

死者6434人、負傷者43792人。1995年に起きた阪神大震災は、甚大な被害をもたらした。その中で、声を上げられず25年、ひっそりと過ごしてきた人たちがいる。「震災障がい者」の人たちだ。
「命があっただけマシ...」と避難所や地域で言われ、震災で障がいを負った人たちは、周囲に「助けて」と声を上げられなかった。神戸市で高校教師をしていた牧秀一さん、69歳。NPO「よろず相談室」を設立し、震災で孤独になった高齢者、震災障がい者に寄り添ってきた。復興住宅を訪ね、鉄の扉の向こうにある心を開く...。震災障がい者は長い間、「忘れられた存在」として放置されてきたが、牧さんたちの働きかけもあって、震災から15年経った2010年、神戸市は調査を開始。重傷者1万人以上の中から、当時の診断書などで「原因が震災」と記載のあった349人が、「震災障がい者」と認定された。だが、調査の方法や補償の在り方は、十分とは言えない。そんな中、牧さんは25年を機に一線を退くことを決めた。
番組では、阪神大震災だけでなく、東日本大震災や広島豪雨災害で被災し、障がい負った人たちにも支援活動を続ける牧さんの姿を追い、災害弱者が「忘れられた存在」とならないように社会はどうあるべきか、を考えるとともに、格差社会と言われ、弱者が生きにくい今の日本社会で、災害弱者を守ることに人生を捧げた牧さんの最後の活動を追う。

次回は、12月20日(日)深夜 0時50分から放送

御幸森の子どもたち(仮)

御幸森の子どもたち(仮)

映像’20は、1980年4月に「映像’80」のタイトルでスタートした
関西初のローカル・ドキュメンタリー番組です。

月1回、それも日曜日深夜の放送という地味な番組ながら、ドキュメンタリーファンからの根強い支持を頂いており、2020年4月で放送開始から40年になります。
この間、番組は国内外のコンクールで高い評価を受け、芸術祭賞を始め、日本民間放送連盟賞、日本ジャーナリスト会議賞、更にはテレビ界のアカデミー賞といわれる国際エミー賞の最優秀賞を受賞するなど、輝かしい成果を上げてきました。また、こうした長年にわたる地道な活動と実績に対して、2003年には放送批評懇談会から「ギャラクシー特別賞」を受賞しています。
これからも「地域に密着したドキュメンタリー」という原点にたえず立ちかえりながら、より高い水準の作品をめざして“時代を映す”さまざまなメッセージを発信し続けてまいります。

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