MBS(毎日放送)

響希の未来 ~全盲の少年と家族の12年~

2019年4月28日(日)放送

響希の未来 ~全盲の少年と家族の12年~

大阪・東大阪市に住む酒井響希くん(12)は、2歳の時に視力を失いました。小児がんが原因でした。昼と夜の区別もつかず、お風呂に入ることにさえおびえる日々...。母親の康子さんは、自分を責め続け、泣きじゃくる息子と家にこもりがちになったといいます。
そんな生活に光が差したのは、響希くんが3歳の時。ドラムと出会い、その迫力ある音に心を奪われました。視力を失って以降、《音》に敏感なり、柱や壁を棒で叩いて、音の違いを楽しむようになった響希くんをみて、両親がドラムに触れさせたのがきっかけでした。
ドラムの上達とともに日常生活にも変化が...。そして、いつしか両親はできないことを嘆くことから、できることを喜ぶよう。いま、響希くんは、視覚支援学校に通っています。相変わらず、康子さんにべったりですが今年3月に小学校を卒業し、春には、新しい制服に袖を通して、中学校に進学します。いよいよ、新しい生活が始まります。
番組では、自立に向けた寄宿舎生活や白杖の練習など、大人へと成長する響希くんとその姿を温かく見守り続ける家族の1年に密着。視力を失った少年の《等身大の日常》と《家族の絆》を描き、生きるとは、家族とはなにか...を考えます。

次回は、3月31日(日)深夜 0時50分から放送

労組と弾圧~関西生コン事件を考える~

労組と弾圧~関西生コン事件を考える~

映像’24は、1980年4月に「映像’80」のタイトルでスタートした
関西初のローカル・ドキュメンタリー番組です。

月1回、それも日曜日深夜の放送という地味な番組ながら、ドキュメンタリーファンからの根強い支持を頂いており、2020年4月で放送開始から40年になります。
この間、番組は国内外のコンクールで高い評価を受け、芸術祭賞を始め、日本民間放送連盟賞、日本ジャーナリスト会議賞、更にはテレビ界のアカデミー賞といわれる国際エミー賞の最優秀賞を受賞するなど、輝かしい成果を上げてきました。また、こうした長年にわたる地道な活動と実績に対して、2003年には放送批評懇談会から「ギャラクシー特別賞」を受賞しています。
これからも「地域に密着したドキュメンタリー」という原点にたえず立ちかえりながら、より高い水準の作品をめざして“時代を映す”さまざまなメッセージを発信し続けてまいります。

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