フジヤン、94歳 ~ある助産師が伝える言葉~

2018年7月29日(日)放送

フジヤン、94歳 ~ある助産師が伝える言葉~

22歳で助産師になり73年、取り上げた赤ちゃんの数は4000人以上。坂本フジヱさん、94歳。子供の頃から親しみを込めて「フジヤン」と呼ばれてきた。いまも和歌山県田辺市で助産所を営む日本最高齢の助産師だ。ガラガラと引き戸を開けると、テレビのある居間がひとつ、その奥に簡単な診察室がある。フジヤンの助産所に特別なものは何ひとつない。「お産は特別なものでなく、自然なもの」。そのポリシーが、シンプルな助産所の構えから伝わる。 「陣痛は赤ちゃんの言葉やから、その思いに任せたらいい。早く出したいからって、すぐ促進剤打つのは、あんまり良くない。赤ちゃんが、子宮から産道を通って、お母さんと一緒に頑張って世の中に出てくる。その達成感は、赤ちゃんに一生続くんや。もちろん何かあれば、医療が必要やけど...」。近所の家で産むような感覚を求めて、東京から訪れる妊婦もいる。
 番組では、フジヤンのもとに分娩だけでなく、育児相談に訪れる人たちの話にも耳を傾ける。核家族化が進んだいま、インターネット情報の氾濫が、親たちを悩ませる現状。そして、最高齢の助産師として「生」を見つめ続けるフジヤンの日々を通して、出産とは、子育てとはなにか、を考える。

次回は、12月 5日(日)深夜 0時50分から放送

映像シリーズ500回スペシャル ~時代を映し続けて~

映像シリーズ500回スペシャル ~時代を映し続けて~

映像’21は、1980年4月に「映像’80」のタイトルでスタートした
関西初のローカル・ドキュメンタリー番組です。

月1回、それも日曜日深夜の放送という地味な番組ながら、ドキュメンタリーファンからの根強い支持を頂いており、2020年4月で放送開始から40年になります。
この間、番組は国内外のコンクールで高い評価を受け、芸術祭賞を始め、日本民間放送連盟賞、日本ジャーナリスト会議賞、更にはテレビ界のアカデミー賞といわれる国際エミー賞の最優秀賞を受賞するなど、輝かしい成果を上げてきました。また、こうした長年にわたる地道な活動と実績に対して、2003年には放送批評懇談会から「ギャラクシー特別賞」を受賞しています。
これからも「地域に密着したドキュメンタリー」という原点にたえず立ちかえりながら、より高い水準の作品をめざして“時代を映す”さまざまなメッセージを発信し続けてまいります。

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