労組と弾圧~関西生コン事件 それでも闘う~(仮)
「99%有罪」といわれる日本の刑事裁判で、法廷で争う39人中11人が無罪、と異例の展開をたどる労働事件がある。ミキサー車運転手らでつくる「連帯労働組合関西地区生コン支部」=通称「カンナマ」への弾圧事件だ。
建設業界の最下層におかれたミキサー運転手らは熾烈な労使対立を闘い、労働者の権利を確立してきた。一方、「関西最強の労組」ともいわれた「カンナマ」は当局・経営側からは疎んじられ、度々弾圧を受けてきた。中でも2018年からの大弾圧は、大阪、京都、滋賀、和歌山の府県警が連携するかのように延べ81人の組合員を相次ぎ逮捕。スト、企業にコンプライアンスを求める活動、ビラ配りなどが「恐喝」「強要」「威力業務妨害」とされ、取り調べでは「組合脱退」を強要された。否認・黙秘すれば長期間の身柄拘束。現委員長は8回逮捕、644日間勾留された。組合員は10分の1に...
無罪判決が相次ぐ「カンナマ」は、小所帯となった今も労働者の権利獲得に向け連帯を強めている。この夏、ある運転手が「会社をやめさせられたが納得できない」と駆け込んできた。早速、動く「カンナマ」。対する会社側は...?
「カンナマ」の活動を通じ、労働者の置かれた危うい状況を明らかにする。
受賞のお知らせ
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第66回 科学技術映像祭 優秀賞受賞
『映像'25 私らしく~初のアルツハイマー治療薬と共に~』
(2025年2月23日放送)
最近の主な受賞から
- 第66回科学技術映像祭 優秀賞受賞『映像'25 私らしく~初のアルツハイマー治療薬と共に~』(2025年2月23日放送)
- 2025年日本民間放送連盟 審査員特別賞『映像'25 鈴木順子 私は生きる~JR福知山線脱線事故20年~』(2025年4月27日放送)
- 第62回ギャラクシー賞奨励賞受賞『映像'24 国家の嘘と報道の任~北朝鮮帰国事業65年~』(2024年9月22日放送)
- 貧困ジャーナリズム大賞2024受賞『映像'24 労組と弾圧~関西生コン事件を考える~』(2024年3月31日放送)
- 第44回「地方の時代」映像祭2024 優秀賞・審査委員特別賞受賞『映像'24 政治家が最も恐れる男』(2024年6月30日放送)


