MBS(毎日放送)

全体あらすじ

陽気でクラスの人気者の浩一と秀才で人付き合いが苦手な満。高校生の2人は正反対の性格ゆえに強く惹かれあっている。しかしある朝、浩一は満の目の前で事故に遭ってしまう。その場で起き上がり、いつものように笑ってみせた浩一は、確かに「生きて」いるけれど、クラスメイトたちは、次第に浩一の存在を忘れ始め……!?浩一が消えてしまうまでの限りある刻を、懸命に輝かせた2人の姿に“泣けて泣けて仕方がない”青春ラブストーリー。

第1話

お天気雨の降る放課後。クラスの人気者の浩一(小宮璃央)と人付き合いが苦手な満(井上想良)は昇降口で初めて視線を交わす。それ以来浩一を見つめていた満は、ある日浩一から呼び出しを受ける。桜舞い込む誰もいない体育館。動揺する満に、浩一は意外にも「友達になってくれないか?」と告げる。浩一のおかげで満はクラスに溶け込み次第に心の扉を開き始めていた。しかし大雨の早朝、相合傘で登校する二人は、運命を大きく変える事故に巻き込まれてしまう。

第2話

事故に遭った浩一(小宮璃央)に駆け寄る満(井上想良)。しかし浩一は傷だらけのまま起き上がり、いつものように笑って見せた。心音もせず、体も冷たくなった浩一の体は、時間が止まっているようだ。浩一が今までと同じ生活を継続できるように、満はクラスメイトの委員長(新原泰佑)や郁美(鳴海唯)、そして担任の小河先生(中村優一)、玉置先生(朝井大智)に協力を仰ぐ。放課後、浩一を案じた満は父親が経営する病院に連れて行く。

第3話

一年前の夏。浩一(小宮璃央)と満(井上想良)は海辺のキャンプ場を訪れていた。波と戯れはしゃぐ浩一を眺めながら、満は浩一への特別な想いを自覚し始めていた。初めてできた親友を失ってしまうかもしれない不安を抱え、その気持ちを隠すように浩一に邪険に接してしまう満。キャンプ初日の夜はあいにくの雨。熱い湿気を孕んだテントの中で二人は互いへの気持ちを語り始める。

第4話

事故発生の翌朝。浩一(小宮璃央)と満(井上想良)は巫女でオカルト好きの寿美子(大友花恋)に浩一が動き続けている理由は二人の関係性にあるのでは、と示唆される。「なんか特別なことしなかった?」と尋ねられ動揺する浩一を尻目に満は昨晩の記憶を反芻する。浩一を初めて自分の家に泊めた満は、死を実感し始めた浩一の不安を拭う為に口づけを交わし、そして...。

第5話

事故発生から二日目の朝。委員長(新原泰佑)は、小河先生(中村優一)が学校の屋上から飛び降りようとしているところを目撃する。急いで浩一(小宮璃央)、満(井上想良)、寿美子(大友花恋)、郁美(鳴海唯)と共に小河先生を止めようと屋上へ向かう。どうやら玉置先生(朝井大智)とトラブルがあったらしい。浩一は小河先生を説得するため、シャツを脱ぎ痣のある身体を晒して自ら秘密を打ち明ける―。

第6話

事故発生から三日目。浩一(小宮璃央)と満(井上想良)は委員長(新原泰佑)と共に生物室で玉置先生(朝井大智)から小河先生(中村優一)との関係性を聞き、自分たちに重ねて思いを巡らす。クラスメイトや香住先生(小林涼子)の言葉で浩一に少しずつ変化が訪れている事実を突きつけられ、不安に押しつぶされそうな満を、浩一は背中越しに優しく抱きしめて...。

第7話

事故発生から四日目の朝。熱を出した満(井上想良)は浩一(小宮璃央)を一人で登校させる。しかし浩一は満に黙って学校を早退し、そのまま行方不明に。学校での浩一の様子を心配した寿美子(大友花恋)は、浩一の姿が見えている生徒は数人しかいないこと、そして浩一に迫る状況を満に痛切に訴える。その日の夜、青海病院に出産を控えた浩一の母(北原里英)と家族が集まっていた。ようやく浩一を見つけた満は、ある決心をして―。

第8話

事故発生から四日目の晩。「たぶんもう時間がない」と告げた浩一(小宮璃央)を満(井上想良)は自宅に連れて行く。窓に当たる雨音を聞きながら、二人は互いへの強い想いを伝え合い、人生で一度の特別な時間を過ごす。そして夜が明け、満が目を覚ましたとき...。運命を受け入れた浩一と満が紡ぐ感動の最終話。

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