MBS(毎日放送)

Cast

キャスト

工藤美桜 尾碕真花
中井友望三原羽衣 /さとう珠緒 /橋本涼

コメント

工藤美桜世次愛役

出演が決まった時は、嬉しい気持ちと目標にしていたドラマ初主演ということで撮影が始まる前から緊張していたことを覚えています。
原作、脚本を読まさせていただいて物語に魅了されたのと同時に苦しくなる瞬間もありました。
ですが、お互いに抱えている弱さを持ちながらも2人なら生きていける、1人じゃないんだよ。ということを愛を演じるにあたって琴葉に対してもですし、観てくださる方々に救いを与えられる存在でありたいなと思い演じました。
撮影を重ねていくうちに、私自身も愛のもつ優しさやまっすぐな面に励まされていました。
不器用ながらも、琴葉と出逢い、必死にもがきながら強くなっていく愛が琴葉との関係がどうなるかを最後まで見届けてほしいなと思います。
映像もとっても綺麗で早く皆さんに見てほしい…とうずうずしております…。
スタッフ、キャスト一丸となって全力で向き合ったコルミノ、楽しみにしていてください!

尾碕真花古橋琴葉役

この度、古橋琴葉を演じさせていただきました尾碕真花です。初めに原作の小説を読ませて頂き、「この古橋琴葉を私が??出来るのか…?」と重圧のようなものを感じたことを覚えています。
琴葉からは全ては語らない妖艶さや、静かだけれど迫力さえ感じるような色気などを強く感じました。なかなか掴みきれない琴葉の輪郭を必死に自分の中で探しながら、手放さないように撮影する日々でした。
「コールミー・バイ・ノーネーム」という作品が持つ繊細さと、枝監督の世界観から生み出される儚さや幻想的な空気をスタッフの皆様が一丸となって作り上げてくださった映像は本当に美しく、全てのシーンが素敵なものになっていると思います。

ドラマ初主演。目まぐるしい日々を駆け抜けました。沢山の方に届くことを願っています。
コルミノ!よろしくお願いいたします。

中井友望矢端束役

矢端束を演じさせていただきます、中井友望です。
はじめてこの原作と脚本を読んだ時、なんてややこしくて、なんて綺麗な2人なんだろうと思いました。
恋愛の最中に起こる、「分かってほしい」と「分からないくせに」のバランスは、どんな人間も下手くそで不器用なものだと改めて実感しました。
人間の面倒臭さと美しさは比例するのだと、個人的にそう思っています。そんな2人の行く末をみなさんも一緒に見届けてほしいです。
そして私が演じる、束というキャラクターはなんのフィルターも通さず人と向き合うことができる女の子なのかなと感じています。「ただ居る」、というだけで主人公、愛の背中を押すような。そんな束の言葉を一言一言大事にしながら演じられたらいいなと思います。

三原羽衣村山早苗役

早苗を演じました、三原羽衣です
監督の枝さんには、写真集を撮って頂いた時から沢山の作品でご一緒したい!という思いがずっとあり、オファーが来た時は嬉しくて飛び跳ねました笑
早苗ちゃんは一見自分の意見をしっかり言うことが出来る気の強い女の子、というイメージですが、それは弱い部分があるからなのかなと思いました。
早苗ちゃんがこっちを見てくれた時、自分と通ずるものもあり、しっかり役と意思疎通ができた気がしました 友達としての独占欲、嫉妬心もちゃんと表現出来たと思います
是非皆さん、お楽しみに!

橋本涼村田学役

村田学役の橋本涼です。今回お話を頂いた際、枝優花さんが監督だということに驚きました。昨年「墜落JKと廃人教師 Lesson2」でお世話になっていたので、1年も経たずにまたご一緒できるなんて、とても幸せで嬉しいです。この作品を初めて読んだ時、物語に魅了され、続きがどんどん気になっていきました。恋愛要素が多いのかと思いきやミステリー要素もあり、女性二人の世界を覗いてるような感覚になりました。そしてその2人の世界はとても美しく、綺麗だなと思いながら読んでいました。そんな作品に関われることが凄く嬉しいです。村田は一見普通の男の子ですが、そんな彼だからこの世界では大切な存在なのだと思います。是非お楽しみに!

さとう珠緒橋立天役

はじめお話をいただいた時は少し驚く内容でしたが、台本を読ませていただき、実はこういう事がどこかで起きていそうなリアリティーを感じました。
私の役はネジ曲がった愛情を持つ、信じられないような毒親でしたが、違和感なく没入できました。
美しく、苦しく、胸が痛くなるラブストーリー、工藤さん、尾碕さんの熱演、そして、芸術的な感性が光る枝監督の世界観はとても素敵でした。ぜひ観ていただきたいです!

Staff

スタッフ

原作
斜線堂有紀「コールミー・バイ・ノーネーム」(星海社FICTIONS)
監督
枝優花

これまで「誰かの期待に応えられる自分」を必死に形成してきた気がします。最初はそんな自分に心地よさを感じていました。けれどそれは次第に自身を縛る鎧となり、気づけば一体自分が何者か見失い、ついに身動きが取れなくなりました。
そんなとき、この原作を手にしました。名前を捨てた少女が、自分の本当の名前をたった1人の人に見つけてもらおうとする話。直感的に「今この作品をやらなければならない」と思いプロデューサーに連絡しました。
そして撮影を終えた今、なぜ自分がこの作品に猛烈に焦がれたのか、わかった気がします。
人は1人では生きて行かれません。誰かに自分を認識され、求め、愛し愛され、今ここに居る喜びを感じる、その繰り返し。そして気づけば相手の求める誰かになろうと自己を変容させ、時に理解を示さない相手を拒絶する。
理解されない私には価値がない、と孤独を感じる。けれど本当は、自分を愛せるのは自分だけ。私が私を見つけないといけない。私は私だけのものだから。
この作品を作るために、スタッフ・キャストたちとこれまでのドラマという型、自身が抱える殻を破って、今の私たちだからこそ描ける「本当の私をあなたと見つける」に全力で向き合いました。
きっと賛否両論あるでしょう。それでも、今、この物語が必要である誰かにきっと届くと信じています。
是非とも、今冬よろしくお願いいたします!

脚本
松ケ迫美貴
音楽
原田智英
プロデューサー
上浦侑奈、瀬島翔、馬渕修
インティマシーコーディネーター
西山ももこ
LGBTQ監修
五十嵐ゆり
制作
スタジオブルー
製作
「コールミー・バイ・ノーネーム」製作委員会・MBS
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