加害者と向き合う~犯罪被害者が直面する現実(仮)
2015年2月5日、和歌山県紀の川市。当時、小学5年だった森田都史(とし)さんが空き地で頭や体など10か所以上を刺され殺害されました。当時医師から「ご遺体はズタズタでとても見せられない」と告げられるほどの凄惨な事件でした。
逮捕された近所に住む中村桜洲受刑者(33)は、懲役16年の判決を受け、現在も服役中です。しかし、事件から11年が経った今も、都史さんの父・悦雄さん(77)のもとには、加害者から納得のいく謝罪がありません。また、裁判で命じられた約4444万円の損害賠償は未だに支払われておらず、被害者遺族は深い悲しみを抱えたまま、理不尽な現実に苦しみ続けています。
事件から9年が過ぎた頃、悦雄さんは、被害者側から気持ちを伝える「心情伝達制度」を活用し、受刑者へ現在の胸の内を伝えました。これを機に、手紙のやり取りが始まり、そこには「申し訳ありません」という言葉が記されていました。
「本当に心の底からの謝罪なのか―」
悦雄さんは、それを確かめるため、受刑者がいる刑務所へ面会に行きます。ガラス越しに顔を合わせた受刑者の口から、真の謝罪や賠償への誠意などが語られることはありませんでした。
「いつか現場で謝罪をさせたい」「加害者に決して事件を忘れさせない」
終わりのない苦しみの中、加害者と向き合い続ける父親の姿。
犯罪被害者が直面する過酷な現実と理不尽さから、「事件が終わらない遺族のいま」を考えます。
受賞のお知らせ
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第63回 ギャラクシー賞 奨励賞受賞
『映像'25 家族を罪に問う~家庭内性被害の告白~』
(2025年12月21日放送)
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第63回 ギャラクシー賞 奨励賞受賞
『映像'26 西成と中国~共生か排除か~』
(2026年3月15日放送)
最近の主な受賞から
- 第63回 ギャラクシー賞 奨励賞受賞『映像'25 家族を罪に問う~家庭内性被害の告白~』(2025年12月21日放送)
- 第63回 ギャラクシー賞 奨励賞受賞『映像'26 西成と中国~共生か排除か~』(2026年3月15日放送)
- 第27回 ヤング映像クリエーターを励ます賞 優秀賞『映像'25 ともに生きる~強度行動障害と家族~』(2025年10月26日放送)
- 第63回ギャラクシー賞 奨励賞受賞『映像'25 奪われた琉球遺骨~研究か尊厳か』(2025年9月28日放送)
- 第45回「地方の時代」映像祭 選奨『映像'25 歪んだ正義~止まらぬ攻撃の先に~』(2025年5月25日放送)


