MBS(毎日放送)

第63回 ギャラクシー賞 奨励賞受賞

MBSドキュメンタリー 映像’26

真夜中のドキュメンタリズムから
黎明のドキュメントへ

映像’26は1980年4月に放送を開始した関西初のローカル・ドキュメンタリーです。
月1回、深夜の放送から日曜あさに移動し再放送やネット配信も充実させながら
テレビドキュメンタリーの発信を続けていきます。

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次回の放送

7月26日(日) あさ 5時00分放送

新たな隣人~私たちは共に歩めるのか~(仮)

大阪・西成。金曜礼拝の日、モスクには1,500人を超えるイスラム教徒が集い、一斉に祈りを捧げる。
深刻な労働力不足が続く日本において、外国から来るイスラム教徒は今や社会を支える不可欠な存在だ。
しかし、ネット上には「日本が乗っ取られる」「日本から出ていけ」という排他的な言葉が溢れ、社会に深い分断を生んでいる。
モスクの代表を務めるヘリザル・アダルデイさん(49)は、20年以上前にインドネシアから技能実習生として来日した。妻と7人の子どもがいる。かつて西成でホームレス支援に奔走したヘリザルさんの根底にあるのは、「困っている人を放っておかない」というイスラムの精神だ。このモスクは、高齢化が急速に進む西成の介護現場などで働きながら、異国で孤独を抱えるイスラム教徒たちの心の拠り所でもある。
イスラムの文化や習慣への理解が追いつかない日本で、分断の象徴となっているのが「土葬」を巡る問題だ。宗教上の理由から土葬を求めるが、火葬率99.9%の日本においてなかなか理解されない。各地で反対運動が起きるなか、京都府南山城村の高麗寺では土葬を受け入れている。
在日2世として差別を経験してきた寺の代表、崔炳潤(さいへいじゅん)さん(85)の「人を区別しない」「国籍や宗教を問わず受け入れる」という信念は、寛容さを失いつつある現代社会に鋭く問いかける。しかしその一方で、「土葬によって水質や土壌が汚染されるのではないか」という不安の声も相次いでいる。その懸念に科学的な根拠はあるのだろうか。
単なる都合のいい労働力なのか。それとも、共に歩むべき隣人なのか。
そもそも、私たちは日本で暮らし働くイスラム教徒たちの素顔を、どれだけ知っているのだろうか。
分断の時代、その実像に迫りながら、「共生」の真の意味を問い直す。

TOPICS

受賞のお知らせ

  • 第63回 ギャラクシー賞 奨励賞受賞

    『映像'25 家族を罪に問う~家庭内性被害の告白~』

    (2025年12月21日放送)

  • 第63回 ギャラクシー賞 奨励賞受賞

    『映像'26 西成と中国~共生か排除か~』

    (2026年3月15日放送)

最近の主な受賞から

  • 第63回 ギャラクシー賞 奨励賞受賞『映像'25 家族を罪に問う~家庭内性被害の告白~』(2025年12月21日放送)
  • 第63回 ギャラクシー賞 奨励賞受賞『映像'26 西成と中国~共生か排除か~』(2026年3月15日放送)
  • 第27回 ヤング映像クリエーターを励ます賞 優秀賞『映像'25 ともに生きる~強度行動障害と家族~』(2025年10月26日放送)
  • 第63回ギャラクシー賞 奨励賞受賞『映像'25 奪われた琉球遺骨~研究か尊厳か』(2025年9月28日放送)
  • 第45回「地方の時代」映像祭 選奨『映像'25 歪んだ正義~止まらぬ攻撃の先に~』(2025年5月25日放送)

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