MBS

第63回 ギャラクシー賞 奨励賞受賞

MBSドキュメンタリー 映像’26

真夜中のドキュメンタリズムから
黎明のドキュメントへ

映像’26は1980年4月に放送を開始した関西初のローカル・ドキュメンタリーです。
月1回、深夜の放送から日曜あさに移動し再放送やネット配信も充実させながら
テレビドキュメンタリーの発信を続けていきます。

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次回の放送

9月27日(日) あさ 5時00分放送

「自主避難」15年~ふつうの暮らしを求めて~(仮)

森松明希子さんは、15年前、当時3歳の息子と0歳の娘を連れて、福島県郡山市から大阪に避難してきた。東京電力福島第一原子力発電所の事故で、60キロ離れた郡山市でも放射線量が上がり、子どもを自由に外で遊ばせることもできない「ふつうでない暮らし」を余儀なくされた。悩んだ末の決断が、勤務医の夫は福島県にとどまり、母子だけが大阪で暮らす「母子避難」だった。
郡山市は政府が決めた強制避難区域ではないため、森松さんは「自主避難者」と言われる。一般の人の放射線被ばく量の限度は年間1ミリシーベルトだったが、福島第一原発の事故後は年間20ミリシーベルトまで基準が引き上げられ、それを下回る地域は『避難区域外』とされて、補償の面で大きな差がつけられた。
2013年、森松さんは、国と東京電力を訴える「原発賠償関西訴訟」(原告は79世帯222人)の原告団長となった。
いよいよ2026年9月2日、大阪地裁で判決が言い渡される。
最大の焦点は国の責任が認められるかどうか、だ。
2022年に最高裁が国の責任を認めない判決を出した後は、各地の地裁・高裁で同様の判決が続いている。
全国でいちばん最後に一審判決を迎える関西訴訟で、どのような司法判断が下されるのか。
MBSでは、母子避難を続けてきた森松さん一家を、2013年から取材してきた。
事故当時0歳だった娘の明愛さんは今春、高校生になり、初めて人前で「避難者としての思い」を語るようになった。「『かわいそう』ではなく、避難先で生活するための制度を整えてほしいし、もっと多くの人に関心を持ってもらいたい」と話す。
森松さん一家の15年の歩みと判決の行方を軸に、大阪での避難生活にとどまらず、福島県、首都圏、広島など日本各地へ広がる森松さんの活動を取材し、原発事故が奪った「ふつうの暮らし」と放射線被ばくの問題を考える。

TOPICS

受賞のお知らせ

  • 第63回 ギャラクシー賞 奨励賞受賞

    『映像'25 家族を罪に問う~家庭内性被害の告白~』

    (2025年12月21日放送)

  • 第63回 ギャラクシー賞 奨励賞受賞

    『映像'26 西成と中国~共生か排除か~』

    (2026年3月15日放送)

最近の主な受賞から

  • 第63回 ギャラクシー賞 奨励賞受賞『映像'25 家族を罪に問う~家庭内性被害の告白~』(2025年12月21日放送)
  • 第63回 ギャラクシー賞 奨励賞受賞『映像'26 西成と中国~共生か排除か~』(2026年3月15日放送)
  • 第27回 ヤング映像クリエーターを励ます賞 優秀賞『映像'25 ともに生きる~強度行動障害と家族~』(2025年10月26日放送)
  • 第63回ギャラクシー賞 奨励賞受賞『映像'25 奪われた琉球遺骨~研究か尊厳か』(2025年9月28日放送)
  • 第45回「地方の時代」映像祭 選奨『映像'25 歪んだ正義~止まらぬ攻撃の先に~』(2025年5月25日放送)

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