「コトノハものがたりの世界2023」舞台裏

2023年4月 4日

春の柔らかな風に心地よさを感じつつも
4月に入って花粉の飛散が悩ましい。
マスク着用緩和の流れですが
イネ科の反応が特にきつい私にとっては
これからマスクが益々必需品です。
それでも、家の花壇で土いじりをしたくなってしまうのです。
皆さんは体調大丈夫ですか?
ぽかぽか陽気の中で、ちょっと休憩の時、
是非ご覧いただきたいのが先月6日に開催した
「コトノハものがたりの世界2023」の舞台裏に密着したYouTubeです。
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当日は、多くのお客様にお越しいだだき本当にありがとうございました。

舞台での朗読はやっぱり最高ですね!
聞いてくださっているお客様の息遣いを
直接感じながら伝えられるのですから。
テレビやラジオにはないLIVE感です。

今回は、「読み聞かせる」というよりも「語る」を意識しました。
斎藤隆介さんの心地よいナチュラルな語りの文を暗記して、
手には本を持っているけれど、
未来に出会える?であろう孫に語るように
頭の中で以下のように空想してみました!

気の優しい孫は、引っ込み思案でいつも自信なさげ。
そんな孫に、とっておきのお話をしてあげようと
おばあちゃんと孫がこたつ入り
そして、おばあちゃんが語り出す・・・
(関岡の空想です)
コトノハ2023モチモチの木関岡01.jpg
「まったく豆太ほどおくびょうなやつはない~」

人は優しささえあれば、いざという時に
思いもよらない力が湧いてきて
やらないといけないことを全うする。
何度読んでも勇気づけられる作品です。

舞台では、お客様みんなが孫のつもりで語ってみました。
コトノハ2023モチモチの木関岡02.jpg
メッセージが上手く伝わったかどうかはわかりませんが。

このお話に登場する「モチモチの木」
夜の木、昼の木、秋の木、そして、灯がともる木。
様々な表情を見せるこの木の雰囲気を
照明のスタッフが見事に表現してくれました。

何とこの物語のハイライト「モチモチの木」に灯が灯るシーンを
YouTubeでご覧いただけます!
私は、客席に向かって語っていたので
この照明の演出を全て見ることはできなかったのは
残念でなりません。
本番は、身体全体で照明の色の変化を受け取りながら読みました。
20230305コトノハ関岡・井上・松本・大吉・玉巻1.jpg
アナウンサーの公式YouTubeチャンネル「「ウラオモTV」
【舞台裏密着】コトノハ~ものがたりの世界2023~
アナウンサー朗読イベントの裏側を大公開!
是非のぞいてみてください。
よろしくお願いします。
コトノハ夜の部画像全員.jpg

URL: https://www.youtube.com/watch?v=ISf9SP1RrRU

「コトノハものがたりの世界2023」

2023年3月 2日

昨年末以来、久しぶりにブログ更新しました。
私の持ち歌(笑)「法話が届くお年頃」を
振り付きで歌うお披露目のため、ゲリラライブを敢行した
新春特番「福島のぶひろの大新年会 おめでとう日本」でスタートした2023年。
あれから早くも3か月が過ぎました。
「ブログ書かなきゃ~」と思いながらあれよあれよという間に春になる~(汗)
時の流れが早いのは歳のせいですね(笑笑)

近況を・・・
3月初めと言えば、毎年恒例の「コトノハ ものがたりの世界」です。
いよいよ今週末に迫りました!
私は、今回、久しぶりに一人読みで出演します。嬉しい!!

朗読するのは斎藤隆介さんの「モチモチの木」です。
小学校の教科書に採用されている作品なので
「読んだことある~」という方もいらっしゃるのでは?
「八郎」「花さき山」「ソメコとオニ」など
斎藤さんの数あるロングセラー絵本の1つです。

子どもの頃の記憶は、何か怖い作品というイメージでしたが
大人になって改めて読んでみると全然違っていました。
「優しさ」と「勇気」がテーマの心にしみる創作民話です。

語り口調がとても自然で暖かな斎藤隆介さんの文章と
滝平二郎さんの切り絵が絶妙で、
素朴で優しいおはなしの世界が広がります。

いつか朗読イベントでこの作品を読んでみたかったのです。
今回それが叶って本当に嬉しいです。

ただ、この印象的な滝平さんの切り絵を見せることなく、
声と音楽と照明だけで、斎藤さんのお話の世界がうまく表現できるのか。
ハードルは高いですが・・・ベストを尽くします!

もうひと作品、長田弘さんの「最初の質問」も朗読する予定です。

昼の公演は完売。夕方の公演が若干数残っているそうです。
お問い合わせの上、是非会場にお越しください。
3月5日(日)午後5時30分。阪急の曽根駅すぐの
豊中市文化芸術センター大ホールです。
詳しくはこちらです。
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URL: https://www.mbs.jp/kotonoha/

今年もHAPPYな1年でした!

2022年12月28日

今年も残すところわずかとなりました。
2022年、皆さんにとってどんな年でしたか?
「金曜でいいんじゃない」リスナーの方のメッセージをきっかけに
生まれた曲「法話が届くお年頃」を今年お正月にお披露目。
この1年、思いがけず全国の放送局で取り上げていただき、
配信に向け特訓。9月21日、なんとか配信することができました。
アナウンサー人生35年。
いや~こんなに刺激的な1年はありませんでした。
下手な歌ですが、お付き合いいただいた皆様、本当に感謝申し上げます。
もし、もう少し付き合ってもいいよという方、
各種サブスク、音楽配信サイトで販売しております(笑)
歌声はともかく、在家の気持ちを歌った福島アナ渾身の歌詞と
ギタリスト入谷亮さんによる楽曲はとても素敵です。
口ずさんでいただけると嬉しいです。
引き続きよろしくお願いいたします。

そして、2023年も幸先よくラジオからスタートしますよ~!
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◆1月1日(日)11時25分~午後4時30分は
「福島のぶひろの大新年会!おめでとう日本!」
福島暢啓アナウンサー、西寄ひがしさん、よふかしイエロー信宗さん
そして、来年の干支、うさぎ年生まれの海渡未来アナウンサー。
他にも、テレビで活躍中のあの方の出演も!?
今回で3年連続の元日出演です。
福金とは一味違うお正月ならではのおめでたい華やかな企画が目白押しです。
もちろん、プレゼントもありますよ~。
◆1月2日(月)午後9時45分からは
「MBSアナウンサー コトノハ」
金山アナウンサー、大村アナウンサーと共に
アナウンサーのお正月の過ごし方について賑やかにご紹介します。
◆1/3(火)の午後1時~午後4時25分は
「笑い飯哲夫のニュースシャワー2023 年始スペシャル」
笑い飯哲夫さん、ガクテンソク奥田さん
そして、神戸学院大学社会学部教授の中野雅至さんと共に、
2022年のニュースを振り返り、2023年どんな年になるのか。
3時間25分とロングバージョンでたっぷりと語り合います。
また、皆さんからいただいた「ちょこっとニュース」を
時間の許す限りご紹介します。
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初詣のお供に、寝正月のお供に、お正月働いる皆様のお供に、
お耳を拝借できると嬉しいです。
MBSラジオ、よろしくお願いいたします。

それでは、皆様、よいお年をお迎えください。

新たなチャレンジ!

2022年7月 7日

こんな幸せな事はあるでしょうか!
今年1月1日に「福島のぶひろの金曜でいいんじゃない」から
アイドル歌手かおりちゃんとしてデビューしました。57歳この年齢で。
何を血迷ったのか。何で今頃?・・・というお声が聞こえてきそうですが(笑)
昨年秋、番組で「法話H1グランプリ」を紹介した際
リスナーのメッセージと私たちのトークの中から飛び出したフレーズ
「法話が届くお年頃」を曲名に福島アナがプロデュースすることに。
福島アナ作詞、ギタリストの入谷亮さん作曲で
昭和感たっぷりのコスチュウームに身を包み
お正月特番のコーナーで曲をお披露目。結果、歌手デビューと相成りました。
さらに遊び心で、この曲をかけてもいいよーという
全国の放送局、お寺関係、音楽関係、落雁関係の皆様!に向け
番組で募集をしたところ、これまでに何と全国11の放送局の番組で
曲をかけていただきました!
氷川きよしさんの専属司会者の西寄ひがしさんと
ラジオコラムニストのやきそばかおるさんの
心強いバックアップのお陰なのですけどね。感謝!

もちろん、一般には発売しておりませんが
現在、配信に向け、ミッション「再録への道」が進んでいます。

配信するからには、私のこの下手な歌声のままではいけない!申し訳ない!
と、強く思い、きっちり配信できるようなレベルになる!?よう
目下、ボイストレーナーについて歌の練習をしています。

思いがけない広がりに戸惑うやら嬉しいやら。
これはブログに書かなければとこのタイミングとなりました。
果たして、無事、再録できるのか・・・
皆さま、是非応援の程、よろしくお願いいたします。

詳しくは番組のツイッター「#福金」で、
メイキングなどを配信しています!
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春の日に

2022年4月19日

まさに春ですね!
私の季節がやってきました!
4月生まれの私ですから。
「何回目ですか?」なんて聞かないでください(笑)
とにかく木々は芽吹き、花が咲き、
新たな事が始まる予感に心躍っているのは私だけではないはず。
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久しぶりのブログ更新です。
遅ればせながらこれまでの朗読活動関連のご報告を・・・
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お母さん大学とパナソニックの共催イベント「あるままOYAKOフェス」が
1月の終わりにグランフロント大阪で開催され、
コロナ禍で家で孤育で疲れているお父さん、お母さんに向けて
おはなし会をして欲しいと依頼を受け、ゲストとして参加しました。
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感染対策を万全にして、久しぶりの
「子育てと絵本」をテーマにしたおはなし会です。
聞き手は就学前から小学低学年対象の親子です。
マスクをしたまま、読み聞かせは初めてのことで少々心配でしたが
マスク越しでも子どもたちのキラキラとした好奇心一杯の瞳はしっかりと届きましたし
離れていても、同じ空間にいると、熱量がコチラに伝わってくるのです。
絵本の世界に浸りながら、親子で思い思いにコミュニケーションをとる姿も
ほほえましく楽しく朗読会をすすめることができました。
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後日、立ち寄ったカフェで、イベントに参加したお母さんとばったり出会い
「こんなにも絵本に反応するんだと驚きました。よほど楽しかったのか
夫にもおはなし会に行ってきたことを自慢げに話していました。」と
声をかけてくださいました。
直接、感想を聞く事ができ、嬉しい出来事でした。
もっともっとおはなし会をやりたい!
またまたムクムクと思いが湧いてきました。
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そして3月6日に開催した「コトノハものがたりの世界2022」
3年ぶりにやっと舞台で公演することができました!
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川地アナウンサーは初舞台。
練習では毎回「本当にこれで大丈夫でしょうか。」と不安げな川地アナ。
それもそのはず、前述のように
会場の皆さんの反応がないと成立しない言葉あそびの絵本「これはのみのこ」。
練習ではただひたすら言葉を積み上げてひといきで読んでいくだけの作業。
「おそらく、この辺りからお客さんの反応あると思う。」
「その時は反応が収まるのを待って、次の一手を!」と私も手探り状態。
「川地さん、必ず反応あるから大丈夫だから!」と川地アナを励ましていたのですが
正直、私も自信がありませんでした。
当日も、舞台袖で出番を待つぎりぎりまで、不安な気持ちでいっぱい。
それでも「楽しみましょう!」と2人で声を掛け合い、いざ舞台へ。
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しばらくは、普通に聞いていたお客様。
中盤あたりから徐々に笑い声が聞こえ出し、
後半にさしかかると、応援の拍手が響き渡り、
最後は、一息でページをきっちり読み終えられるのか
息を呑んで聞き入っている張り詰めた空気が会場中に広がって・・・

「関岡さんが話していたことが分かりました。
舞台って凄いですね。反応があって最高に楽しいです!」
舞台袖に戻ってくると川地アナは興奮しながら報告してくれました。

1000人近いお客様と面白さを共有し、空気が一体化するこの感覚は
何度、経験しても新鮮で楽しいもの。
放送現場では経験できない舞台ならではの醍醐味です。
「舞台の喜びを知ってしまったね。川地さん」
若いアナウンサーの皆さんには今後もどんどん経験してもらいたいです。
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1995年からスタートして、世代を越えて脈々と引き継がれている
ことに有難さと喜びを改めて実感すると共に、
ずっとこのイベントを応援してくださっている皆さんに
本当に心から感謝申し上げます。

まだまだ続くコロナ禍の中で、今年度はどれだけ朗読勝活動ができるのかな。
安心してお届けできる日が早く来ることを願いながら・・・