第13回 Mr.オクレ

舞台の一番端っこの方で 黙って居れたらええねん。


―いくつか質問させていただきたいんですが…。

なに~?なに~?

―最初は音楽をされていたんですね?

中学の時に趣味でギターやってて、音楽の道に進みたいというのは、ずーっとあって。それプラス吉本のお笑いを見るのは好きやった。入ろうとは思わんかったけど。花月へ見に行った時にコミックバンドが出てて、あ、ここやったらおもろそうやなと思って、弟子入りしたのが、当時のザ・クエッションというコミックバンド。

―なんで音楽だったんですか?

ギターが弾けたらカッコええな~みたいなとこちゃう?

―弟子入り後は?

ポケットミュージカルスで歌を歌っていた男の歌手が漫才やりたい、コンビ組まへんか? ということで弟子を辞めた。けど、結果アカンかった。そこからキャバレーのバンドマンの道へ行く訳。楽器は当時はサックスで、2年くらいやった。ザ・クエッションがメンバーを変えてパンチャーズになってて、まだ付き合いがあったんで、1人辞めるからと連絡が来た。辞めた人の後釜で俺がサックスで入るわけ。その後、俺も病気で倒れたけど、ベースの人が辞めたんで、ベースで戻って、現在に至って、おわり。

―かなりはしょられましたが…「オレたちひょうきん族」も出られましたね。

パンチャーズが解散して、その頃にさんま劇団というのを作るという話があって、さんま兄さんが「来ませんか?」いうので、そこから「ひょうきん族」とかにつながるわけ。「ひょうきん族」が終わって、1年くらいで何人トリオも(前田)政二が辞めると言ってなくなり、それからは1人で地方の新喜劇の営業とかに出してもろてたわな。新喜劇に正式に入ったんが、10年くらい前やな。
(2004年入団)

―もともとお笑い好きですが、新喜劇への思いは?

悪いけど俺はなんにもない。ただありがたいことに、新喜劇というのは俺みたいな人間でも出来るわけやん。端っこの方で。コミックバンドもそうよ。4、5人居るから一番端っこでものも言わんと黙って楽器さえ弾ければ。そういう計算のもとに入って来てるから。

―舞台に出るだけでウケてますね?

俺が思うに「ひょうきん族」に出してもろて、顔が知られてる、というとこやろな。それだけ。ありがたいよ、「ひょうきん族」。

―趣味はありますか?

ないねん。これが…。仕事終わったら、まっすぐ家に帰ってテレビ見て、寝る。また朝起きて…の繰り返し。なんもない。

―お休みの時にどこかに行かれるというのは?

大きらい。旅行なんか行こうとも思わん。

―家で音楽は聞かれますか?

たまにやな。今は朝起きてベンチャーズをかけて、ほんなら身体が元気になって、あ~出て行かなアカンという…。条件反射みたいな感じで、朝起きたらすぐベンチャーズがかかるようにしてる。

―これから先なにかやりたいこととかありますか?

今のままでいられるように頑張るだけ。

2014年9月1日談

プロフィール
生年月日不詳 兵庫県生まれ。