京都の八坂神社から徒歩約10分の場所にある「食堂はやし」。創業は1953年で、現在は3代目の店主が夫婦で店を守っている。地元の人や国内外の観光客、さらには吉本の大御所芸人も足しげく通う。

 メニューは定食や丼物、麺類など60種類以上にのぼり、そのうち30種類以上は3代目が考案したそう。特に多くの人が注文するというのが、衣をつけてから寝かせることでサクサクに仕上がる「トンカツ」や「チキンカツ」。カツの種類には「おろし」や「味噌」、「ごま」などがあるが、中でも定番の「ソース」は毎朝ブイヨンやデミグラスなどを合わせて作ったものを継ぎ足しているため、コク深い味わいに仕上がっている。他にも2種類の削り節と利尻昆布の京風だしが味わい深い「鍋焼きうどん」(900円)やシーフードミックス(900円)などボリュームあるメニュー並ぶが、どれもリーズナブル。そこには「お昼は時給の金額内で食べられないといけない」という店主の思いが込められている。

 「はようて、やすうて、おいしい」京都の昭和食堂に密着。

ナレーション:なかやまきんに君
(2025年5月1日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」内『カツめし』より)