南海トラフ地震をめぐり和歌山県が独自の被害想定について本格的な検討を始めます。
今後30年以内の発生確率が「80%程度」とされる南海トラフ地震。
今年3月、国は新たに被害想定を公表し、津波の高さについて最悪の場合、和歌山県すさみ町で20m、串本町などで18mとされました。
県も独自に被害想定を見直すことにしていて、5月22日、専門家らによる検討委員会で国が新たな想定を計算した方法を使いながら、和歌山の地形などを踏まえた見直しを進めることが確認されました。
県は今後、今年8月には県内各地の震度分布を、来年3月末には倒壊家屋の数や死者数などといった被害想定全体を取りまとめたいとしています。