夜の万博、何時まで開けるのが最適か。大阪府の吉村洋文知事が飲食や物販について「午後10時ごろまでの営業」を提案したことがわかりました。

 大阪・関西万博は朝9時から夜10時まで開場していますが、府市は来場者を増やすため、閉場時間を1時間遅い、午後11時とする案を検討していました。

 しかし博覧会協会は、運営スタッフの人件費や交通などの面から「実現のハードルは高い」としていました。

 吉村知事は、協会が示すハードルについて理解を示し、折衷案として、「飲食店やグッズショップなどの物販は夜10時まで開場・営業すべきではないか」と協会に提案したことを21日の会見で明らかにしました。

 現在、レストランやグッズショップは午後9時までに営業を終えているところも多く、オフィシャルショップも、午後9時までが入店可能、9時半に閉店していて、知事は運営側に午後10時ごろまで営業することを提案しています。

 「夜の万博を楽しんでもらうという風にすべきだと思う。夜間券や通期パスの人が午後から来場して夜10時まで楽しめるとなれば、入場者増、分散、暑さ対策にもつながる」(大阪府・吉村洋文知事)