万博会場の大屋根リングなどに虫が大量に発生している件について、大阪府の吉村知事は、アース製薬に協力を要請したことを明らかにしました。

21日の会見で、吉村知事は、「ユスリカが多く発生していて、口が退化しているので、蚊のように血を吸ったりしないが、多く発生しているので対策すべき」と考えを述べました。

そのうえで、大阪府として、包括連携協定を結んでいるアース製薬に協力を要請したということです。

吉村知事は、「アース製薬からは快諾いただいて、実務的にはこの月曜からやり取りがはじまっています。」としたうえで、「わたしからもアース製薬の社長に直接お願いし、社長から『できる限り協力させてもらいます』と返事をもらった」と話しました。


アース製薬は、取材に対し「万博会場におけるユスリカ対策につきましても、大阪府からのご要請を受け、これまで培ってきた害虫対策に関する知見や技術を活用し、協力体制について協議を進めている段階」としています。

具体的な対策内容や実施規模などは、詳細を詰めている最中だということで、「来場者が快適に万博を楽しめるよう、大阪・関西万博の成功に貢献できるよう、役割をしっかりと果たしてまいります。」としています。