集合住宅で見つかった男女の遺体。きのう女児が店で保護されたことから発覚しましたが、この女児の背中に刺されたとみられる傷などがあったことがわかりました。

 5月20日正午すぎ、大阪府池田市にある集合住宅の一室で、寝室で男女2人が血を流して倒れていているのを警察官が発見しました。2人はその場で死亡が確認されたということです。

■きっかけは「「5歳の女の子を保護している」通報
女性は腹に、男性は首と腹にそれぞれ刺し傷があり、男性のそばには刃物が落ちていたということです。

 この事案は、正午前に付近の小売店の従業員から「5歳の女の子を保護している。父と母がけんかしてナイフを持っていて、どちらかがケガをしたと言っている」などと110番通報があったことで発覚しました。

■女の子の背中に刺し傷
その後の警察への取材で、遺体の腐敗状況などから、男女2人は死後数日経っているとみられることが分かりました。また女性の左指に、抵抗した際にできる「防御創」が確認されたことがわかりました。

そして、保護された女の子の背中にも、数日前のものとみられる刺し傷があったということです。

警察は身元の確認を急ぐともに、当時の状況を詳しく調べています