待機児童がゼロになった大阪市。一方で、“隠れ待機児童”は3年連続で増えています。
大阪市によりますと、定員オーバーなどの理由で認可保育園などに入れない「待機児童」が今年4月1日時点でゼロになったということです。
「待機児童ゼロ」は国が調査を始めた1995年以来初めてで、昨年度から保育所の枠の拡充に重点的に取り組んだことが主な要因だとしています。
一方で、“隠れ待機児童”とも呼ばれる、申し込んだものの希望する園に入れず認可外の保育園に通ったり、保護者が家で子どもをみたりする「利用保留児童」は2528人と、去年より77人増え、3年連続で増加しているということです。
(大阪市 横山英幸市長)「利用保留児童も含めて、全然まだ課題が解決したという認識では全然ございません。こういうふうに子どもを育てたいと思ったときに、それを叶えられるような社会の枠を作りたい」
大阪市は、保育ニーズを精査していきたいとしています。