万博の夜の時間の来場を促すため、閉場時間を午後11時まで延長する案を検討です。
大阪・関西万博は現在、午前9時から午後10時まで開場していますが、関係者によりますと、5月17日、BIE=博覧会国際事務局のケルケンツェス事務局長が吉村洋文知事と横山英幸市長との会談で、万博の閉場時間を1時間遅い午後11時とするよう提案。博覧会協会には、大阪府と大阪市が提案を伝えたということです。
午前中の予約枠が満員になる日があるものの、来場者数が想定人数に届いていないことなどから、夜の来場者も増やしたいという狙いがあるものとみられますが、博覧会協会の関係者は、実現のハードルは高いとしています。
(大阪市 横山英幸市長)「延長すると、そこまで残らないといけない人が出てくるし、警備も必要になるでしょうし、様々なコストが出てくることは想定できるので、各国の理解や伸びていくコストをどう処理できるか含め考えることになる」
また、ケルケンツェス事務局長からは、西ゲート活用に向け、課題となっていたパークアンドライドの利用を促進するために、1台あたりの乗車人数が増えるごとに利用料金を割り引く案も提案されたということです。