基準値を超えるダイオキシンの検出を指摘したところ、会社から不当に解雇されたとして男性が提訴です。
訴状などによりますと、京都市伏見区の廃棄物処理会社「京都環境保全公社」で勤務していた50代の男性は去年までの3年間、焼却炉から基準値を超えるダイオキシンが複数回検出されたにもかかわらず、会社側が詳細な調査を行うなどの適切な処置を行わなかったと主張。男性が会社に指摘したところ、今年3月、職場の秩序を乱したなどとして懲戒解雇されたということです。
男性は5月19日、解雇が不当だとする訴えを京都地裁に起こしました。
(原告)「自分たちがどういうことをしてきて何が悪かったのか、それを正直に認めてほしい。取らなければいけない責任を自ら取ってほしい」
会社側は「訴状が届いていないのでコメントは差し控える」としています。原告側によりますと今年3月、警察に告発状を提出し受理されたということです。