奈良県十津川村の滝を見に行っていた25歳の男性が滝つぼの水深7メートルで沈んでいるのが見つかり、その後死亡が確認されました。警察は男性が足を滑らせて転落した可能性もあるとみて調べています。
18日午後3時前、奈良県十津川村にある「笹ノ滝」付近で男性から「1人がいなくなった。滝に落ちたのではないか」と消防に通報がありました。
警察によりますと、奈良県田原本町に住む会社員の25歳男性が、友人と滝を見にいっていたところ、午後2時半ごろに姿が見えなくなったということです。友人は携帯電話の電波が入らなかったことから、付近を通った男性に通報を依頼し、事態が発覚したということです。
警察などは18日午後から捜索していましたが、19日午前7時半過ぎに滝つぼの水深約7mの地点で、男性が沈んでいるのが見つかり、死亡が確認されました。
男性には着衣の乱れや目立った外傷はないということで、警察は男性が滝の近くで足を滑らせて転落したとみて調べています。
現場の笹ノ滝は「日本の滝100選」に選ばれている滝です。