現役時代にガンバ大阪とヴィッセル神戸両方に在籍した経験を持つ安田理大さんが関西対決を解説。終了間際にミスをしたG大阪のDF黒川圭介選手へエールを送った。自身も過去に敗戦に直結するミスを犯した経験がある安田さんは「本人が一番わかっている」と後押しし、この一戦でゴールを決めた黒川選手の一発を称えていた。

◆神戸とG大阪に在籍した経験がある安田理大さんがゲストで登場◆

 関西のサッカー情報を中心に扱うMBSのJリーグ応援番組『KICK OFF! KANSAI』(MC:元日本代表DF加地亮さん)。ゲストに元日本代表DF安田理大さんを迎えて関西対決を解説した。

 ヴィッセル神戸とガンバ大阪はJ1リーグ第17節で対戦。白熱の関西対決は均衡した展開で、後半に試合が動く。神戸のFW大迫勇也選手が先制点を挙げると、G大阪のMF倉田秋選手が同点弾。点の取り合いとなり、神戸のMFエリキ選手、G大阪のDF黒川圭介選手のゴールも追加して、ドラマは終盤に待っていた。後半アディショナルタイムに敵陣でクリアミスを拾った神戸のFW佐々木大樹選手がクロスを上げると、ニアサイドに飛び込んだ大迫選手が頭で決めた。

 勝負を分けたのは一瞬の隙だった。最後、クリアミスしたのはG大阪の黒川選手。試合後には悔しさから涙を流していた。その姿を見た安田さんは過去の経験を告白。同じG大阪サイドバック出身で、神戸戦でパスミスを犯した経験があったという。

 「(山口)智さん(現 湘南ベルマーレ監督)はめちゃくちゃ優しかった。アメとムチの使い分けがうまい。ほとんどの人が怖かったけど(笑)。(黒川選手)本人が一番わかっていると思う」

 この一戦、1ゴール1アシストだった黒川選手。チーム2点目のゴールは“利き足”ではない右足での一撃だった。加地さんは「左利きだから右足をムチのように触れる。左足が軸になることで右足がしなってくれる。力が入らずに打てる」と称賛。安田さんも「逆足だから思い切って振れたのかな」と頷いていた。


 (MBS「KICK OFF! KANSAI」 2025年5月18日(日)深夜0:50-1:20放送分の収録より)