5月17日午前に起きた大阪府堺市にある製油所のガス漏れ事故で、病院に搬送された作業員3人のうち1人が死亡しました。
17日午前10時ごろ、堺市西区にあるENEOS堺製油所で「ガスを吸った2人が足場の上で倒れている」と119番通報がありました。警察や消防によりますと、プラント内で作業員の男性2人が倒れていて、意識不明の状態で病院に搬送されましたが、うちENEOSの社員・吉岡雄樹さん(44)の死亡が確認されました。また、2人とは別にもう1人男性作業員が病院に搬送されましたが、意識はあるということです。
当時、現場では2年に1度の定期修理工事が行われていて、配管の接続部の部品を外した際に配管の内部に残っていた硫化水素とみられるガスが漏れ出たということです。周辺の住民などへの影響は確認されておらず、警察はENEOS側から事情を聴くなどして事故の原因を調べています。