話した言葉が指でなぞると表示される。そんなアプリが万博会場で活躍しています。
連日、賑わいを見せる万博会場。世界各国から多くの人が会場に集います。会場の案内所を見てみると、次々に道を訪ねる人がやってきます。地図や身振りを使って道案内しますが、正確に伝えるのも、ひと苦労です。
そこで活躍している「しゃべり描きアプリ」と呼ばれるアプリは、音声認識とタッチ操作の技術を組み合わせて開発。指でなぞった先に話した文字が表示される仕組みです。地図と組み合わせて使用すればよりスムーズに道案内できることから広い会場の案内に一役買っているといいます。
聴覚に障がいがある今石晶子さん。アプリの開発に携わりました。
(三菱電機統合デザイン研究所 今石晶子さん)「筆談では会話するテンポが遅くなったり、相手に負担をかけてしまったりでお願いをするのが難しいところもある」
アプリには英語や韓国語など15か国語への変換機能も。
(三菱電機総合デザイン研究所 今石晶子さん)「健常者の方に使っていただいて、難聴者や外国人に喋ろうとなったときに気軽に筆談のように使ってもらえるとうれしい」
アプリはスマホやタブレットでダウンロードすれば万博期間中、無料で利用することができます(※アンドロイド非対応)。