3年前、安倍晋三元総理が銃撃され死亡した事件で、殺人などの罪に問われている山上徹也被告の裁判員裁判の初公判について、奈良地裁が今年10月下旬に開く案を示したことが関係者への取材でわかりました。

山上徹也被告(44)は、2022年7月、奈良市で演説中の安倍元総理を銃撃して殺害した罪などに問われています。

犯行動機として旧統一教会への恨みをあげ、「安倍元総理と教団がつながりがあると思い、狙った」などと供述していることがこれまでに分かっています。

争点や証拠を整理する公判前整理手続きは2023年10月に始まりましたが、手続きが長期化し公判日程は決まっていませんでした。

この初公判について、奈良地裁が10月28日に開く案を検察と弁護団に示していたことが、関係者への取材でわかりました。

今後、協議を経て公判日程が正式に決まる見通しです。