海外パビリオンの工事費未払いトラブル。大阪府の吉村知事は「契約履行を働きかける」と述べました。
大阪・関西万博に出展している海外パビリオンの建設工事をめぐり、複数の下請け業者が外資系の元請け業者から工事費が未払いになっていると訴えている問題。契約金の一部と追加工事費、計約8000万円が未払いになっていると主張する業者もあります。
これに対し博覧会協会は、「民間同士のトラブルであり関与することはできない」としています。
ただ、協会や大阪府などはパビリオンの建設遅れが指摘されていた2年前、府内の建設業者に工事への協力を呼びかけていた過去も。未払いのトラブルについて博覧会協会副会長の吉村知事は…
(博覧会協会・副会長 吉村洋文大阪府知事)「民間の契約にはなるが、契約に基づいて、未払いがあればきちんと履行してもらいたい。働きかけをしていきたいと思います」
元請け業者は取材に対し、「工事が不十分だったところがあり、我々が肩代わりした工事費を契約金から差し引いた。追加工事費については現在精査中だ」などとしています。