大阪府八尾市でコンクリート詰めの女の子の遺体が見つかった事件で、死体遺棄の疑いで書類送検されていた女の子の祖父が不起訴となっていたことが分かりました。

 4月14日付で不起訴となっていたのは、八尾市の住宅で衣装ケースにコンクリート詰めにされ、遺体で見つかった岩本玲奈ちゃん(当時6)の祖父(82)です。

 この事件では玲奈ちゃんの叔父の飯森憲幸被告(41)が、傷害致死と死体遺棄の罪ですでに起訴されています。

 祖父は、飯森被告が逮捕前の任意の取り調べで「父親に相談したらコンクリート詰めを提案され、2人で実行した」と話したことなどから、死体遺棄の疑いで書類送検されていました。

 大阪地検は祖父を不起訴とした理由について、「捜査の結果、諸事情を考慮した」としています。