5月13日、開幕から1か月を迎えた大阪・関西万博。会場は、1回では見足らず何度も訪れているというリピーターが多くいます。
「9回目です。家では“万博おじさん”と呼ばれています。まだ(パビリオン)全部制覇していないので、まずはひととおり制覇を」
「11回目です。ミャクミャクカラーで毎回来ています。同じ服着ている人もたまに見かける。そこで交流も生まれたりする」
夕方にやってきた大阪の女性にも話を聞くと…
「仕事帰りに。ヘルスケアパビリオンだけ予約ができたので、それだけ寄って帰ろうかなと。人気のパビリオンは夕方から攻めていこうと思っています」
博覧会協会によりますと、来場者数は5月12日時点で261万人超え。チケットの販売枚数は1138万枚を上回り、前の週から50万枚近く売上げを伸ばしているといいます。
盛り上がりを見せる万博。一方で、1か月がたち、課題も浮き彫りに。
万博ではマイカーによる混雑をさけるため、夢洲以外の専用駐車場にとめ、シャトルバスに乗り換えて会場に向かう「パークアンドライド方式」を採用していますが、利用は休日で3割、平日は1割にとどまっています。
(利用者)「ガラガラやなという感じです。(駐車料金)6000円は高いと思います」
会場アクセスで最も利用が多いのが大阪メトロ。中央線の夢洲駅は駅直結で来場者の実に7割が利用しますが、いざ運転見合わせなどがあると駅に人が滞留するなど、協会との連絡体制などの見直しを強いられました。
(大阪メトロ 河井英明社長)「相当、周到な準備をしてきましたが、それにもかかわらず止めてしまったこと大変申し訳なく思っています。いろいろな状況に今後対応できるような準備・改善策をしていかないといけない」