児童ポルノ禁止法違反の疑いで、元幼稚園職員の男が逮捕されました。男は、入浴施設などで男子児童らを盗撮していたとみられています。
5月12日、児童ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕されたのは、元幼稚園職員・徳島県美馬市の無職・鎌田裕樹容疑者(38)です。
警察によりますと、去年2月、10月と11月の3回にわたり、鎌田容疑者は、香川県内の宿泊施設の大浴場の脱衣場で、タブレットをカバンに隠したり、着替えを入れるかごに入れるなどし、男子児童らを盗撮し、児童ポルノを製造した疑いがもたれています。
去年7月に、大阪市内の入浴施設で盗撮容疑で29歳の男を逮捕した事件があり、その際の押収物などから鎌田容疑者が浮上したということです。
今年1月に鎌田容疑者の自宅を家宅捜索したところ、複数のメモリーカードやタブレットなどを押収したということです。
男は盗撮した画像などをSNS上で共有し販売していたとみられていて、これまでの警察の調べに対し、男は、「性欲を満たすためと、金を稼ぐためにやった」と容疑を認めているということです。
また、鎌田容疑者は警察に対して、「5年位前から500~600人に販売した」「200~300万円を儲けた」「5年くらいで400~500本のデータを持っていて、いずれも風呂場で男の子を撮影した」などと話しているということです。
警察は鎌田容疑者の犯行の全容について調べを進めています。