バトントワリング元指導者の性的暴行をめぐる裁判で、被害者が「抵抗できる関係性ではなかった」と証言しました。

 起訴状などによりますと、バトントワリングの元指導者・小城桂馬被告(41)はおととし、当時の自宅マンションで三度にわたって教え子のAさんに対して性的暴行を加えたなどの罪に問われています。

 今年3月、京都地裁で開かれた初公判で、小城被告は「抵抗できない状態だとは思っておらず、無理やり行為をしたつもりもない」などと起訴内容を否認。弁護側は無罪を主張していました。

 5月12日に行われた証人尋問にはAさんがリモートで出廷し、「普段から抵抗できるような関係性ではなく、大会前で、断れば指導してもらえなくなるのではないかと思った」などと述べました。

 次回の裁判は5月28日の予定です。