大阪市西成区で小学生の列に車が突っ込み児童7人が重軽傷を負った事件で、逮捕された男の東京都内の自宅に警察が家宅捜索に入りました。
東京都東村山市の無職・矢沢勇希容疑者(28)は5月1日、大阪市西成区の千本小学校近くで、下校中だった小学2年から3年の児童7人を車ではね重軽傷を負わせた疑いが持たれています。
これまでの警察の調べに対し矢沢容疑者は「全てが嫌になり小学生を引き殺そうとした」「苦労せずに生きている人が嫌だった」などと話しています。
8日午後1時ごろ、大阪府警の捜査員8人が東京都東村山市にある矢沢容疑者の自宅に家宅捜索に入り、午後4時前には捜索を終えて出てきました。ノートや日記など63点を押収したということで、警察は今後、資料などを調べて、動機などについて詳しく調べる方針です。
矢沢容疑者は先月下旬に放射線技師として勤務していた病院を辞めたあと、事件の2日前に新大阪駅近くのレンタカー店で車を借りたことが分かっています。
また、矢沢容疑者の父親はJNNの取材に対し「おととしの大みそかから元日にかけて自殺未遂をしたことがある」などと話していました。
なぜ相手が小学生だったのか、なぜ現場が大阪だったのか、関連はまだ詳しくわかっていません。