自らが経営する障がい者施設に入居していた男性に、車を購入させその車をだまし取ったとして施設の代表の男が逮捕されました。

 準詐欺の疑いで逮捕されたのは、大阪府泉佐野市の野口誠記容疑者(53)です。警察によりますと野口容疑者は、去年3月、自らが経営する障がい者向けグループホームに当時入居していた30代の男性に、乗用車の購入代金約480万円を支払わせ、その車をだまし取った疑いが持たれています。

 被害男性は知的障害があり、運転免許を持っていませんでしたが、野口容疑者は「キャンプ行くのに車があったほうがカッコいいやろ」などと促して、男性を販売店に連れていき契約を結ばせ、実際に納品された車は、野口容疑者が乗っていたということです。

 調べに対し野口容疑者は、「被害者が車をほしいと言ったので購入してあげただけ」と容疑を否認しています。