大阪・関西万博のパークアンドライドに関し、大阪府の吉村知事から値下げの提案を受けていることについて、博覧会協会の高科副事務総長は「知事の考えは承知していて、現在、検討している」などと述べました。

 7日、大阪府の吉村知事は、開催中の大阪・関西万博について入場をスムーズにするために「東ゲートから西ゲートへ歩いての導線を作れないか」、「パークアンドライドの価格の引き下げ」などを博覧会協会へ要望したことを明らかにしました。

 万博のパークアンドライドについて「現状平日は1割、休日が3割の利用であれば改善した方がいい」と述べたうえで「ネックになっているのは値段である。需給の観点から値段を適正な価格に値下げをすべき」と述べました。

 また、「USJやディズニーランドであっても駐車場の料金は3000円台だと思う。万博は基本料金が5000円以上する」とも言及しました。

 こうした状況について、7日に会見を開いた博覧会協会の高科副事務総長は「知事の考えは承知している。西ゲートの活用は大きな課題だと思っている。今後入場者数を増やしていくには西の活用が重要である」と述べました。

 一方で具体的な内容に関しては「検討を進めている」としました。

 博覧会協会によりますと、万博の自家用車の駐車場は「舞洲」「尼崎」「堺」の3か所があるということです。基本料金は「舞洲」で5500円、「尼崎」、「堺」で5000円だということです。利用者は駐車場から会場までパークアンドライドのシャトルバスが利用できます。