阪急阪神ホールディングスの前の会長・角和夫さんが亡くなりました。76歳でした。
角和夫さんは1973年、阪急電鉄に入社し、2003年、社長に就任。2006年には物言う株主「村上ファンド」による株式の買い占めに揺れた阪神電気鉄道の株式を取得し、阪急と阪神の経営統合を主導。阪急阪神ホールディングスの初代社長に就任しました。グループをけん引したその経営哲学は…
(阪急阪神ホールディングス 角和夫社長 ※2016年当時)「誠実、謙虚、バランス感覚。常に自分に言い聞かせておかないと忘れてしまいがちですのでね」
学生時代はエレキギターに夢中になるなど、意外な一面も持ち合わせていた角さん。関西経済連合会の副会長として財界活動にも尽力しました。
一方、宝塚音楽学校の理事長も務めていましたが、2023年、宝塚歌劇団の団員が死亡した問題を受けて退任。去年12月には「健康上の理由」からホールディングスの会長を退任していました。4月26日、自宅で亡くなったということです。