大阪・関西万博が開幕し、ゴールデンウィークも多くの人が訪れている大阪。いつもと違ったミナミの様子を取材しました。

 (三重から)「(Q大阪に来た目的は?)万博に行きたくて」
 (三重から)「いい経験になったなと思いました」

 (岐阜から)「いろんなパビリオンが作られていたので、すごく楽しかったです」

 今年のゴールデンウィークはやはり、万博の影響で大阪・ミナミに訪れる人も多い様子。その“万博効果”は宿泊にも影響が。道頓堀川の目の前にあるホテル『大和屋本店』では、例年と同じく今年のゴールデンウィークも満室。ただ、いつもと違ったのは…?

 (大和屋本店 石橋駿一専務)「お客さまが予約されるスピード、予約される日が早くなっている」

 例年は2か月前くらいから予約が入り始めるところ、今年は6か月前から埋まり始めたといいます。

 (大和屋本店 石橋駿一専務)「ここまで上がるっていうのは僕の予想を超えてきたものはあります。これから先、おそらく会期終了に向けて、もっと万博のお客さまも来ると思いますし、そこは特に期待しているところですね」

 一方、ゴールデンウィークと万博の相乗効果をあまり感じられなかったというお店も…

 (道頓堀一明 原田正明オーナー)「去年やおととしの売り上げと比較して、2割くらいは落ちてるかなと」

 お好み焼き店『道頓堀一明』では、いつもなら午後5時ごろからお客さんが入り始めるところ、万博会場に行ってから店に来る人が多いのか、午後7時ごろにずれてしまっていたといいます。午後9時には閉店時間を迎えることから、売り上げが例年のゴールデンウィークと比べ2割ほど下がっているということです。

 (道頓堀一明 原田正明オーナー)「外国人も日本人も多く万博には行っているので、お店には来なくても『大阪楽しいな』と。『大阪にもう1回行きたいな』という人がその後(店)に来てくれれば。店は1年、2年でやめるわけではないので。それはもう万博の効果はあると思っています」