沖縄の基地問題を国と対峙した2人の知事の姿を通して描いた映画の上映が関西で始まりました。

 大阪・十三の映画館で上映が始まったドキュメンタリー映画『太陽の運命』。米軍基地問題で国と対峙した大田昌秀元知事と翁長雄志前知事に焦点を当て、多くの人の証言を交えて沖縄現代史に切り込みました。

 【映画『太陽の運命』より】
 (大田昌秀元知事)「人間の幸せを生む、そういった平和な社会に何としても変えていく決意でございます」

 監督は、20年以上にわたり沖縄を取材し、TBSでキャスターなどを務めた佐古忠彦さんです。

 (佐古忠彦監督)「知事の2人を描くということは政治のリーダーを描いているようですが、実はそこを通して見えるのは、沖縄の人々そのものの歩みだったりするわけです。これからの行く道をどう考えるべきか、そんなことを考えるきっかけにでもなったら良いな」

 『太陽の運命』は関西では大阪・京都・神戸で上映されます。

 大阪:第七藝術劇場(上映中)
 京都:京都シネマ(上映中)
 兵庫:元町映画館(5月10日~)