関西電力の子会社「KANSOテクノス」が5月2日、環境省から受託した業務で、7年間で約2億3000万円を過大請求していたと発表しました。
KANSOテクノスは環境に関する測定分析などを行う関西電力の子会社です。KANSOテクノスは去年9月、環境省から受託していた2023年度の「海洋環境保全」に関連する調査業務をめぐり、再委託費や人件費などの名目で実際の費用よりも約1860万円を過大に請求していたと明らかにしていました。
その後、過去に同様の不正がないかを調べたところ、2017年度以降の7年間で、あわせて約2億3000万円の過大請求が判明したということです。KANSOテクノスは、環境省と返還手続きなどについて協議を進めるほか、社長など役員3人の報酬を減額するとしています。