神戸市立医療センター西市民病院は5月2日、2人の患者のがんを見落とした、と発表しました。患者はその後、死亡しました。
神戸市立医療センター西市民病院によりますと、2021年、60代の男性の甲状腺に腫瘍が見つかりましたが、主治医は適切な検査をしないまま経過観察としていました。男性は約3年半後に死亡しました。
また、70代の男性は去年9月、検査でがんの可能性が指摘されていましたが、主治医がこれを見落とし、約5か月後に死亡しました。病院はいずれのケースも適切に対応すれば、治療や延命が期待できたとし、遺族に謝罪したということです。