無差別に殺害しようと企て、大阪市西成区の路上で車を走行させて小学生7人に重軽傷を負わせた疑いで逮捕された東京都東村山市の無職・矢沢勇希容疑者(28)。これまで女児1人が重傷となっていましたが、新たに7歳の男児が骨折していることが判明、このため重傷が2人、軽傷が5人と確認されました。

 また、警察によりますと、容疑者の車が子どもたちと接触した道には、「ブレーキ痕がなかった」ことがわかりました。警察は減速していなかったとみて、運転当時の状況について詳しく調べる方針です。

 矢沢容疑者が運転する車の様子を見て、その後現行犯逮捕したのは、警察官OBで学校支援員の70代男性でした。警察によると男性は当時、車が細い道を横に膨らむようにすすみ、その後児童へぶつかるも、一連の動きの中でブレーキを踏んでいないことから、「事件と判断したのではないか」と言うことです。

 また「わ」ナンバーのトヨタ「ランドクルーザープラド」はレンタカーで、GW期間中の4月29日(祝)に、新大阪で借りていたことが分かりました。警察が詳しい経緯を調べています。