警察によりますと、5月1日午後1時半すぎ、大阪市西成区の千本小学校の近くで、この学校の児童7人車にはねられてケガをしています。

消防によると、事故現場は西成区千本中2付近で、通行人から「子どもが何人か車にひかれた」という通報があったということです。計7人がケガしているといい、1人は頭から出血するなどの状況。7人とも意識があり、命に別条がないことが確認されたということです。

千本小学校によりますと、5月1日は学校があり、児童らは下校途中に事故があったということです。

大阪市教委によりますと、小学2年生が5人(男児4女児1)、小学3年生が2人(男児2)、5月1日は4時間目までの短縮授業で、給食を食べたあと下校したということです。また集団下校ではありませんでした。

現場は南行きの一方通行で、ガードレールなどはなく道路沿いには複数のランドセルが整然と置かれていて、警察官が様子などを見ています。また、事故との関連は不明ですが、交差点近くに白いSUVの車が止められっぱなしになっていて、警察がドアを開けて中を確認したり、写真を撮ったりして調べていました。


▼「車の大人の人がふにゃふにゃで運転しててん」

現場では、「児童らが南に向かって歩いているところに大きな車が近づいていった」などの目撃情報がありました。

下校していて目の前で事故を見たという小学生は、「車の大人の人がふにゃふにゃで運転しててん。端を歩いてたら、急にぶつかりそうになってん。前の2、3年生がけがしてて、頭から血が出ててん」と、当時の様子を振り返りました。

また別の目撃者は、「(運転していたのは)おとなしそうな感じの男の人。子どもたちの列によっていって、ぶつかってもそのまま進んでいるような感じで、なかなか車から降りてこなかった。放心状態のように見えた」と話しました。

警察は殺人未遂容疑で捜査しています。