29日午前、兵庫県丹波篠山市で猟友会の猟師らが猪やシカを捕獲するために連れていた猟犬のシェパードや柴犬の計3頭が民家に侵入し、飼い犬を襲ったうえ、飼い主が噛まれ軽傷を負いました。

 丹波篠山市によりますと、29日午前、地元猟友会の猟師ら7人と猟犬4頭の体制でイノシシやシカを山中で捕獲しようとしていたところ、山裾にある民家へ猟犬3頭が侵入したということです。

 侵入した猟犬は体長1,5メートルのシェパードの雑種1頭と体長約1メートルの柴犬の雑種2頭で、民家にいた飼い犬は顔や前脚などが噛まれ、その後死んだということです。また、猟犬はその後、止めようとした住人の女性にも噛みつき、女性は手に軽傷を負いました。

 猟師らは市の「鳥獣被害対策実施隊」として活動していて、本来は猟師らが犬を見張りするところ、見張りが甘かったとみられるということです。