長年親しまれてきた『梅田ロフト』が4月30日、茶屋町での営業を終えます。

 30日、茶屋町での営業が最後となった梅田ロフト。最終日の店内は引っ越し作業が続けられているため、なんとも寂しい風景に。

 関西初のロフトとして1990年4月にオープンした梅田ロフト。1階から8階にわたる多層階の店舗で、生活用品やコスメのほか、キャラクターグッズなど幅広く雑貨を取り扱い、35年間トレンドを発信し続けてきました。

 梅田ロフトへのメッセージが1500通以上寄せられていました。

 「はじめての一人暮らし テーブルここで買いました」
 「いっぱいここでデートしました」
 「ありがとう!すきな場所でした!!」

 そして、最終日の30日も買い物客が訪れていました。

 (30代 梅田ロフト歴20年以上)「文房具が好きなので何か最後に記念に買っていきたいなと。思い出の品を探していました。本当に寂しいです。もう…ちょっとね」

 (30代 梅田ロフト歴30年以上)「親に連れられてどのフロアも見て。友だちと文房具を買いに来て、学校でこれを一緒使おうとか話もしたし。今の旦那なんですけど、彼氏というのも。ここでいろいろと一緒に住むときの『これいいんじゃない?』とか、結構悩んで見た思い出がある。この子(子ども)も今歩いていたらまた一緒に手をつないで歩けたのにとすごく思いながら」

 梅田ロフトは5月21日、移転先の阪神梅田本店で新たなスタートを切ります。

 一方、移転後、茶屋町のビルがどう活用されていくかは未定だということです。