万博に「幻の讃岐うどん」を。うどん県の誇りをかけ完成させました。

 4月30日から4日間、香川県の17市長村が参加する催し「香川の未来へつなぐ船“せとのかけはし号”」。

 県内の特産物や工芸品が展示・販売される中、目玉となっているのが、現在は流通していない「農林26号」という1970年当時の小麦の品種で作られた、まさに“幻のうどん”です。県内に保管されていた種を、県と製麺会社が約2年かけて育てあげました。小麦そのものが茶色いため、“茶色いうどん”になりました。

 細く平たく打たれた麺は、ホロホロとした食感で、小麦の風味を強く感じることができます。未知のうどんに、食べた人は…

 「新しい(品種の)ものに比べて、のどごしとかはないけどおいしいです」
 「ちょっとおそばみたいな感じ」

 (香川県政策部 真鍋心作主任)「讃岐うどんが世界に誇るべき香川県の食文化だと思っています。うどんをきっかけに、うどんだけじゃない香川の魅力を知っていただきたいです」

 ほかにも、「フルビーガン」の人も食べられるように野菜だけで出汁をとったカレーうどん(※1日100食限定)なども提供され、さまざまな讃岐うどんを楽しめます。