部活帰りに遭遇したのは、路上に今にも倒れそうな80代の男性。連係プレイで男性を救った男子中学生トリオに感謝状です。
30日、大阪府警都島署から感謝状が贈られたのは、大阪市立淀川中学校に通う小泉隼人くん(13)桂悠二朗くん(12)、藤原蓮くん(13)の3人です。
3人が事態に直面したのは4月18日、部活帰りの昼下がりのことでした。
バスケ部の練習が終わり、先に帰路についていた小泉くんと桂くん。すると、目の前に現れたのは路上に今にも倒れそうな80代の男性。何度も起き上がろうとしても、自力で起き上がることが出来ません。
「助けてあげないと…」。2人はすぐに男性のもとに駆け寄り、手をつないで安全な場所へと移動させました。
そして、話を聞いてみると、「ごめんね、ごめんね」と男性は繰り返すばかり。どうも、単に体調が悪いだけではなく、散歩している途中で道に迷ってしまい家に帰れなくなっているようです。
しかし、2人にはある問題がありました。警察に連絡しようにも、携帯電話を持っていなかったのです。一体、どうすれば…
「何かあったの?」そこに現れたのは、少し遅れて部活から帰っていた藤原くん。事情を説明すると、家がすぐ近くにある藤原くんが携帯電話を取りに帰ることに。そして、藤原くんが携帯電話で110番通報。無事に男性は命に別条なく、自宅に帰ることができました。
連係プレイで男性の命を救った男子中学生トリオの奮闘劇。「困っている人を助ける」という、当たり前の行動の大切さを教えてくれました。