大阪・関西万博の会場内にある「文明の森」と呼ばれるスペースについて、SNS上で安全性を指摘する声が上がっていることを受けて、博覧会協会は28日午前10時30分ごろから立ち入りを禁止しているということです。

 博覧会協会によりますと、「文明の森」は空間全体を古代の森に見立てた芸術作品とした「インスタレーション」で、世界でも珍しい樹齢6500年のオークの亜化石で作られた森を舞台にしたとしています。チェコの企業が協賛をしていて、130本以上の希少な樹木が展示されているということです。

 博覧会協会は29日にSNS上で「文明の森」内の木が倒れる危険性を指摘する投稿があったことを把握したと明らかにしました。。

 協会は構造計算など必要な文書、書類は提出されているとしたうえで、こうした状況を踏まえて、「設置者に対して改めて確認が必要な事項がある」と判断し、28日午前10時30分ごろから内容の確認が終えるまで、立ち入りを規制しています。

 MBSの取材班が28日午後6時ごろに「文明の森」を訪れた際、エリア全体に「立ち入り禁止」と書かれたコーンがおかれたうえ、ロープが張られ、立ち入りができない状態となっていました。