滋賀県東近江市の交差点で、横断歩道を渡っていた78歳女性が、医師の男性が運転する車にはねられ、意識不明の重体で病院へ搬送されましたが、その後死亡しました。警察は事故の状況を調べています。
28日午前7時ごろ、滋賀県東近江市中里町にある国道と県道が交わる信号機がある交差点で、「車と歩行者の事故です」と消防に通報がありました。
警察によりますと、大阪府吹田市の40代男性が運転する車が交差点を右折しようとしたところ、横断歩道を渡っていた近所に住む78歳女性をはねたということです。
女性はその場で転倒し、脳内出血や腰の骨を折るなどして意識不明の重体で病院へ搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。
車を運転していたのは非常勤の医師で、近くの病院で夜勤を終えた後、別の病院へ勤務のために向かう途中だったということです。
警察に対して、医師は「進行方向をよく見ていなかった」などと話しているということで、警察は医師から話を聴くなどして、事故原因を調べています。