大阪・関西万博の会期中は毎日入れる「通期パス」の割引コード。早い時期に来た人限定ですが、転売が相次いでいます。

 万博会場の外にある建物に連日、大勢の人が集まっていますが、そのお目当ては…

 (来場者)「通期パスの割引コード。ちょっとは安くなっているので良いかなと」
 (来場者)「1回目はちょっとケチって夜券で午後5時以降から入っちゃった。楽しかったので、またお昼から来たいなと思って」

 5月31日までに来場した人限定で配られる通期パスの割引コードです。チケットを提示するともらえ、専用サイトで割引コードを入力すると、3万円の通期パスが2万4000円で購入できます。5月までの早いうちの来場を促すほか、リピーターの獲得を目指して無料で配られていますが、問題となっているのが、割引コードの転売です。

 (記者リポート)「こちらのサイトにはなんと3000円を超える商品も出品されています」

 家族や知人以外の第三者への譲渡は禁止されている割引コード。使えるのは1回きりであるため、転売されているコードが使用済みの場合、購入者が詐欺の被害に遭う危険性があります。

 (博覧会協会 高科淳副事務総長)「転売ということ自体はわれわれとしては想定していないし、やめてくれと」

 博覧会協会は今後、割引コードの出品を禁止するよう、サイト運営元に依頼するなどして対策を強化していくということです。